第18回ピンク大賞が@新文芸坐で行われました。
とても沢山の方にご来場頂き感謝です。
何もかも初めてだったので戸惑いもありましたが、楽めていただけてたら嬉しいです。
喋りたいことは沢山あったのに、やっぱりあの場では言いにくかったのでココで書きたいと思います。
ピンク映画の世界に入ったきっかけは、特に何もなかったのです。
幾つかVシネマのお仕事をして、その流れでやらせてもらうことになりました。
フィルムとか、ビデオ撮りとか何も解っていなくて、映画という漠然としたもので見ていました。
それから色々とお勉強させてもらって、ピンク映画って面白い世界だなと感じました。
ずべてが監督にあって、作品が完成するともう逃げ場はない。
ウチら役者も同じですが。
フィルムに焼きついたらもう消すことが出来ない。
フィルムだって安いものじゃない。
予算の少ないピンク映画は、何本も回すことが出来ない。
みんな真剣です。
もう一つの魅力は、若い監督がいること。
一般映画はもうベテランの方ばかりで、新しい人達の入る余地がない。
若い才能の発表の場としてとてもココはいい。
ある程度自由に出来る分、監督のカラーがある。
もっと傑作を撮って欲しい。
投げやりに聞こえるかもしれない。
だけどウチらだって気持ちは同じ。
絶対いい仕事してやると。
撮りたいものを、伝えたいことをフィルムに残す。
映画を作るウチらみんなの仕事。
これだからエロ映画は…なんて言われたくない。
毎年減っていく作品の数。
もっと盛り上げていきたい。
一般映画との境界線があまりない時代。
もっと多くの人に差別なく観てもらいたい。
なんか真面目に書いちゃいましたが、本当の気持ちです。
記録として、今までのピンク映画出演作品。
渡邊元嗣 監督作品 『 べっぴん教師 吐息の愛撫 』
女池充 監督作品 『 濃厚不倫 とられた女 』
(一般公開 「
ビタースイート」)
いまおかしんじ 監督作品 『 援助交際物語 したがるオンナたち 』
(一般公開 「
かえるのうた」)
後藤大輔 監督作品 『 わいせつステージ 何度もつっこんで 』
(一般公開 「
言い出しかねて」)
ピンク大賞当日の様子はコチラ↓