2006年04月30日

上田 敏

昔、暗記していた詩の一部がどうしても想い出せなくて、上田敏訳詩集を買った。


 山のあなた

山のあなたの空遠く
「幸」住むと人のいふ
噫、われひとゝ尋めゆきて
涙さしぐみかへりきぬ
山のあなたになほ遠く
「幸」住むと人のいふ

      (カール・ブッセ)



   落葉

秋の日のヴィオロンのため息の身にしみて
ひたぶるにうら悲し
鐘の音に胸ふたぎ色かへて涙ぐむ
過ぎし日の思ひ出や
げに我はうらぶれてここかしこさだめなく
とび散らふ落葉かな

              (ヴェルレーヌ)


なんだか急に思い出して、頭の中で繰り返す。
中学の頃、国語のテストの為に義務で覚えただけなのに。
意味ってあとから理解するもんなんだなぁって。


     上田敏.jpg


posted by 向夏 at 13:31| Comment(2) | TrackBack(0) | 今日のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今晩は。義務で覚えて、後にその素晴らしさを知る。それは、知ってたからそう感じれるよね。無知の知では、ほんとに悲しく淋しい時間を過ごしてしまう。無知の人はそんな悲しいってことすら知らないで過ごすだろうけど。 よく、なんで勉強するのなんて聞く子供がいるけど、それって生活環境があまりに刺激の無い状況なのかなぁーって思う。食育、社会など所謂、躾けが不完全になったゆえに、快楽主義の人格になり面倒臭いの言葉に片付けて拒否してしまう。人間なんて昔とは対して変わってなくて、満たされ過ぎてhungry精神が少なくなったのかなと感じれる。そんな疑問をもつことが歪んでいるのかなぁ。教育に不必要なものなんてないんだよね。 おっとまた長いや(;^_^A I'm sorry.
Posted by マイスター at 2006年05月01日 19:52
マイスター様…
この歳になって、本当に勉強…というか教育とはとても大切だし、難しいのだなと感じてます。
自分がまだ知らないことが世の中に沢山あると考えると、無性に焦ってしまうんです。
でもきっと年月を重ねることで、それはゆっくりとついてくるんですけどね。
すごくすごーく嫌なことがあったんです。
今振り返ると良かったなと思えたり。
それを経験しない自分がいたら嫌だなーと。

うーん。どんどん長くなりそうだなぁ。
Posted by 向夏 at 2006年05月06日 04:50
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